【中学受験 2021】緊急事態宣言、でも4年生から塾に行くべき?

中学受験
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一般には4年生から塾に行く

自分が中学受験した35年前ですら、中学受験するなら4年生の4月から塾に通うのが一般的でした。(少なくとも現在は、厳密にはその2か月前の3年生2月から、です)

2020年2月初の時点では、まだコロナは「対岸の火事」の認識であったため、2月から塾に通い始めた3年生(4月から4年生)はいっぱいいるはずです。その矢先にコロナの影響で、2020年3月はどの塾も一時休校になってしまいました。そして、4月はついに緊急事態宣言まで発動し、GWまで休講ですよね・・・

4年生だと、正直まだ中学受験に向けた勉強の習慣など身についていないので、学校も塾もGWまで休みになって、子供は暇を持て余している一方で、保護者は焦っているのではないでしょうか?

また、4年生(4月、もしくは春期講習)から塾に通う予定だったが、タイミングを逸してしまい、中学受験を諦めかけてる保護者もいるのかも。

いや、まだ必ずしも焦らなくて大丈夫です、こんな例もあります、というのが、この記事です。

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5年生から塾通いでも、なんとか間に合う

僕も、あくまで王道は4年生の初めから塾通い、で正しいとは思いますが、僕自身は5年の4月に地方から東京に転校してきて中学受験しています。うちの長男も4年生の4月時点では中学受験する気すらなかったです。それでも、なんとか間に合っています。第一志望に合格しています。ちなみに通った塾は親子とも日能研です。

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4年生のうちにやっておくこと

中学受験するにあたっては、2つ以上、得意な分野が欲しいところ。そのため、4年生のうちに、1つ以上は得意な分野を作っておきたいです。

僕自身は、3~4年生のとき、地方で公文式の算数だけ、やっていました。中学入試では「反則技」とされる、連立方程式やピタゴラスの定理や平方根を習得済でしたが、それよりも、E~F教材(小学校5年~6年相当)で分数・小数含む計算問題を、何度も反復して計算力を鍛えていたことの方が、効果があったと思います。

長男の中学受験でも、算数の計算問題は最後まで日々演習していました。実際の算数の試験では、意外に難関校でも答だけ答案用紙に書く形式の学校も多く、その場合、よくある出題形式では、大問1の計算・1行題等から構成される小問集合でいかに計算ミスを少なく抑えるか、がポイントになります。

国語なら、小説・物語文を速読できる、とか、漢字の読み書きとか。社会なら4年までだと地理(しか習っていない)、理科なら物理/化学/生物/地学のどれか1つでも、子供が地理資料集とか理科実験集、その他図鑑などを自発的に読むぐらいになっていると良いかと思います。

もう1つ。

兄とか姉が中学受験している場合は別として、4年の初めから塾に通っている子供たちの中には、保護者から半ば強制的に塾通いに突入した子供も結構多いかと。さすがに3年のうちから文化祭とかに行くのは小数かと思います。一方、4年生の秋にもなると、地元の公立中学に行くか、別の中学を受験するか、子供も考え出す時期です。

文化祭でもオープンスクールでもよいので、公立・私立両方とも連れて行ってみて、子供がどっちに行きたいか聞いてみましょう。(公立にオープンスクールとかあるかは知りませんが)

子供から「(私立の)○○中に行きたい」と言ってきたら、それから塾通いさせれば、モチベーションは相当違うはず。

遅れて塾通いしたときのデメリット 

先にデメリットから書きます。

・塾に通い始めて数ヶ月は、4年の初めから塾に通っている子供たちにそう簡単には追いつかないです。他の子供たちは既に知っている知識等を未習得なので、他の子供たちよりも勉強量が多くなります。

そもそも、最初に組み込まれるクラスは自動的に、その教室で一番下のクラスになります。日能研では。最初は当然のことなので焦ることはないのですが、暫く通っても一番上の(または目標の)クラスになかなか上がらないと、受験生はともかく、保護者が焦ったり諦めたりしてしまうかも。

遅くから始めたのだから、焦ることなどありません。6年の後半、もっと言えば2月1日にピークがくれば良いのです。あと、一瞬伸びたと思っても、5年後半あたりで数ヶ月、伸び悩むこともあるかもしれませんが、めげずに地道にカリキュラムをこなしていきましょう。

・特に長期休暇の講習から始めた場合、既に通っている子供たちは復習/演習になるため、先生によっては説明をすっ飛ばして授業を進めてしまい、ついていけない、と子供が感じる可能性があります。

これは、講習から通い始めた生徒がいることを認識していない塾の先生側にも問題があります。授業のあとに先生に相談して、前提になる知識面などを補完するプリントを貰いましょう。

・最初は、クラスに友達がいないかも。それより一番気をつけるべきことは、悪い友達と仲良くならないこと。いるんですよ、新入りに目をつけて、カンニングとか模範解答を入手するとかの不正行為に協力させて、無意味な高得点をとる大バカ者が。。。

万が一、子供が急にあまりにも不自然に高得点をとってきたら、解答用紙を確認して、不正がないか疑ってみましょう。問題文からの抜き出し以外の記述式で、模範解答と一字一句同じ解答となることなど、基本的にあり得ません。

遅れて塾通いしたときのメリット 

・3年間も塾に通う、となると、気力が続かない子供もいます。ダラダラ3年間通うよりは、集中して2年間通った方が6年の2月1日には成績が上がっているはず。

・クラスが上がることはあっても、下がることは殆どないのでは。長く通っている子供ほど、途中でなんらかの理由で成績が伸び悩んで、クラスが下がってしまうことがあります。これは、子供も保護者も、それなりにショックが大きいかと思います。

遅れて塾通いを始めた場合、もともと一番下のクラスでスタートし、それなりに上位クラスでやっていける成績を何度もとらないとなかなか上がれないので、クラスが下がる可能性は低いです。昇り調子で行った方が、子供もその気になるものです。

・塾の費用も、少しは節約できます。(少しは、です)

さいごに

5年生・6年生だと、そうも言っていられないのですが、4年生だったら、緊急事態宣言が収束するまでは家でのんびり構えていても、そんなに差はないのでは?


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