芝国際はともかく開智所沢がダウン!?2025年向け日能研「予想R4偏差値一覧」公開

2024/6/3に日能研の2024年向け「予想R4偏差値一覧」が公開されました。

R4一覧【予想】入試の合格可能性80%の偏差値を予想した一覧表 | 日能研入試情報

小学生のための中学受験塾。日能研。入試の合格可能性80%の偏差値を予想した一覧表。首都圏版・関西版・東海版の3種類があります。

次年度分の初回の予想R4公開にしてはやや変動あるのですが、概ね、2023年最終予想R4から2023年結果R4で変動した学校の偏差値が逆向きに変動（反動）した、というものです。

芝国際は結果R4では2/3以外が未公表でしたが今回の予想R4は公表され、これは至って予想通りの変動でしたが、開智所沢の今回の変動は全く解せないです・・・

今回の「予想R4偏差値」の比較対象
今回のR4偏差値の変動一覧（男子）
今回のR4偏差値の変動一覧（女子）
開智所沢は1日程でR4偏差値ダウン
芝国際の2/5予想は想定通り

今回の「予想R4偏差値」の比較対象

今回公開された「予想R4偏差値」は2024/5/16版で、今回はこれと、2024/3/26に公開された2024年の入試結果を反映した「結果R4偏差値」を比較するのですが、今回のみ、2024年向け最終の予想R4である2023年12月14日版の「予想R4偏差値」とも比較します。

なお、2024年の「結果R4偏差値」の変動については以下の記事を参照ください。

なお、昨年の同時期の記事は以下となります。

また、そもそも「R4偏差値」とは何か等につきましては、以前と同様のため、かなり前ですが以下の2021年の記事を参照ください。

昨年も書きましたが、この年度初の予想R4は、結果R4では変動があった学校について、2025年向けに戻したものが多いかと思われます。

今回のR4偏差値の変動一覧（男子）

以下、3月末時点の「結果R4偏差値」と今回（5/16版）の「予想R4偏差値」を比較して変動のあったものをピックアップして表に記載します。

なお、R4偏差値55以上（＋当方が気になった学校）の、主に首都圏の学校のみ比較しています。

また、以下の表ですが、今回は昨年12月予想R4⇒3月結果R4⇒5月予想R4⇒差(5月予想R4マイナス3月結果R4)の順に記載しています。

以下、男子分です。

※傾向を見るのに邪魔などこかの新興校のレアケースはここでは未記載。そもそもR4偏差値55以上じゃないし。

試験日程	学校名	昨年12月予想R4	3月結果 R4	5月予想 R4	差（5月－3月）
1/27	ラサール	62	61	62	+1
1/11	栄東A(1/11)	59	61	60	-1
1/12	大宮開成特待	58	60	59	-1
1/27	芝浦工大柏2	57	55	56	+1
1/11	開智所沢特待A	48	57	56	-1
2/1	中大横浜	58	57	58	+1
2/1	明大八王子	53	55	54	-1
2/1PM	巣鴨算	63	65	63	-2
2/1PM	世田谷算	61	63	62	-1
2/1PM	農大一	61	62	61	-1
2/1PM	獨協	55	57	55	-2
2/2	明大中野	57	59	58	-1
2/2PM	広尾医進	67	67	66	-1
2/2PM	農大一	62	63	62	-1
2/2PM	高輪算	61	63	61	-2
2/2PM	等々力S特	60	62	60	-2
2/3	明大八王子	55	58	57	-1
2/4	芝	63	65	64	-1
2/4	サレジオ学院	61	63	62	-1
2/5	渋渋	69	70	69	-1

上記の殆どは、昨年12月予想R4⇒3月結果R4での（主にプラスの）動きと逆向きの変動（反動）が1～2ポイントあった、という動きです。

もちろん、昨年12月予想R4⇒3月結果R4で変動があっても、今回もそのまま（反動なし）の学校も多数あります。

なお、広尾学園小石川の2/1午後のように、3月結果R4のみ一部日程で未公表となったものは今回復活していますが、これらはどこかの2023年にやらかした新興校を除き、昨年12月予想R4から変動なし（強いて言えば、2/5の広尾SGと淑徳東大はプラス1ポイント）でした。

あと、過去との比較はできませんが、2025年向けの新設日程や日程変更も一部反映されています。

農大一：2/1AM新設。予想R4は他の日程と比べると低いが、直近では都市大の2/1AM参入初年度のように結果R4が跳ねることもあります。
青山：サンデーショックで2025年は2/3に日程変更。今回の予想R4(57)は実績R4と変わらず。
青山横浜英和：2/2PMは廃止。
山手学院：2/6は廃止、2/2PMに新設。他にも定員増減あり。

今回のR4偏差値の変動一覧（女子）

以下、女子分です。

試験日程	学校名	昨年12月予想R4	3月結果 R4	5月予想 R4	差（5月－3月）
1/11	栄東A(1/11)	59	61	60	-1
1/12	大宮開成特待	58	60	59	-1
1/27	芝浦工大柏2	57	55	56	+1
1/11	開智所沢特待A	48	57	56	-1
2/1	中大横浜	58	57	58	+1
2/1	明大八王子	53	55	54	-1
2/1PM	農大一	61	62	61	-1
2/1PM	山脇	58	59	58	-1
2/1PM	昭和女子	50	55	53	-2
2/1PM	三輪田	51	54	53	-1
2/2PM	広尾医進	67	67	66	-1
2/2PM	農大一	62	63	62	-1
2/2PM	香蘭	60	65	62	-3
2/2PM	等々力S特	60	62	60	-2
2/2PM	山脇	57	59	58	-1
2/2PM	富士見	56	58	57	-1
2/3	横浜共立	59	61	59	-2
2/3	明大八王子	55	58	57	-1
2/4	法政第二	56	59	56	-3
2/4	山脇	55	57	56	-1
2/5	渋渋	69	70	69	-1

女子についても基本的には、昨年12月予想R4⇒3月結果R4での（主にプラスの）動きと逆向きの変動（反動）が1～3ポイントあった、という動きです。実際、上表、かなり男子と重複しています。

香蘭は結果R4では60⇒65という大幅なプラスに動きましたが、今回その反動でマイナス3ポイントです。

たしか、先日のユリウスオンライン説明会で、香蘭の学校関係者がそこまで第1回と第2回で偏差値に差はない、と（あえて日能研に向けて）説明してた記憶があります。（一瞬だけ聞いてました）

また、3月結果R4のみ一部日程で未公表となったものは今回復活していますが、これも男子同様、昨年12月予想R4から概ね変動なしでした。

2025年向けの新設日程や日程変更については、ほぼ男子と同じため、男子のほうの記載を参照ください。

強いて言うと、恵泉が2/2午前から2/2午後に変更となり、単純比較はできませんがR4も2ポイント上昇しています。

それでは、今回の記事は以上です。

・・・って、件名に書いたことに全く触れてませんでした。

そう。

開智所沢は1日程でR4偏差値ダウン

試験日程	教科	試験名	12/14版予想R4	2024 結果R4	5/16版予想R4	差	参考：開智予想R4
1/10 AM	4科	第1回	47	48	48	0	52
1/11 AM	4科	特待A	48	57	56	-1	62
1/12 AM	4科	特待B	46	47	47	0	52
1/12 PM	算数 1教科	算数特待	48	55	55	0	58
1/15 AM	4科	第2回	45	50	50	0	53
2/4 AM	4科 or2科	日本橋併願	44	50	50	0	日本橋59 開智51

おそらく今回は（まだ6年内部生の志望動向を収集できていないため）大きな変動はないと考えてましたが、まさか2024結果R4からマイナスになるとは・・・

理由は以下の記事を参照ください。

昨年珍しく的中して、本部の連中が調子に乗ってるんですかねぇ・・・

さすがに2024年結果R4と比べて、偏差値がダウンする理由がなにも思い当たりません。

ということで、2年連続で開智所沢の予想R4変動、および結果R4でのお家芸復活まで追っかけていくつもりです。

芝国際の2/5予想は想定通り

※芝国際の2023年入試については、今回は特段触れません。以下ご参考。

芝国際は2024結果R4は2/3以外は未公開となったため、今回の予想R4は比較するなら2024年向け最終の予想R4になりますが、以下のような変動となりました。

試験日	22/5 予想	22/12 予想	23/3 結果	23/12 予想	24/3 結果	24/5 予想	差 (24/5－ 23/12
2/1午前	35	44	55	55	未公開	45	-10
2/1午後	37	45	57	57	未公開	53	-4
2/2午後	36	45	57	57	未公開	51	-6
2/3午後	37	45	55	55	50	50	-5
2/5午後	37	45	55	–	–	–	–

冒頭に書いた通り、年度初の予想R4は、結果R4では変動があった学校について、2025年向けに戻したものが多いです。

上表を見て、おそらく、2/1午前以外は（架空の結果R4から）戻しすぎ、と考える人も多いように思いますが・・・

いや、2/1午前に限っては、これでも当方予想よりは、かなり高いですw

以下記事でも書きましたが、

日能研入試報告会（オン・ザ・ロード）資料公開

2024/3/5に船橋で日能研の入試報告会（オン・ザ・ロード）が開催され、それに伴い、日能研ホームページおよびマイニチノウケンに資料が掲載されました。当ブログでは過去に何度か、オン・ザ・ロードの記事を書いており、今回の資料を見た感...

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