【中学受験2022】私学のナカミを知る会(広尾学園小石川)

中学受験

5/7に、日能研目黒校にて、広尾学園小石川の先生を招いて開催された学校説明会「私学のナカミを知る会」に参加してきました。

僕は昨年度も、オンラインでは学校説明会と入試説明会に参加していますが、入試・入学後の話はもちろん、それ以外にも広尾学園での知見・経験に基づく具体的な話や、村田女子との関係など、初めて聞く話もあり、興味深かったです。

なお、当ブログでは、広尾学園小石川に関する記事を2020年7月以降、何度か記載しており、以下がまとめページとなります。

↑まとめというよりは、目次ページです。

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日能研「私学のナカミを知る会」について

一応ここから書くのですが、実は僕は「私学のナカミを知る会」には初参加です。

日能研では、私学を知る独自の方法として、日能研校舎に私学の先生を招いて直接お話しいただく、「私学のナカミを知る会」という説明会を毎年4~7月ぐらいに実施しています。

もちろん、SAPIXや早稲アカ等でも同類の説明会はあるかと思います。

現在は日能研校舎(不特定)でのリアル開催と、zoomでのオンライン開催の2通りあります。

直接学校で行われる学校説明会や合同説明会と同様に、特にリアル開催の説明会は予約時点で(コロナ以前から)それなりに激戦ですが、さすがに昨今の(受付開始5分で満席になるような)合同説明会よりは容易に予約できます。予約を忘れていなければ。

以前は分かりませんが、今回は密を避けるべく、間隔を空けて30人ほどの保護者が参加していました。

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学校説明会のナカミについて

配布物は学校パンフレット(時期的に昨年度版)、新聞記事コピー(新聞社に許諾をとっているとのこと)、アンケート。

但し、多くの学校説明会と同様、パンフレットの中身には説明会では特段触れず。

以下、僕が個人的に印象に残ったところだけ書きます。

  • 校長が毎朝、生徒の登校時に玄関に立って出迎えているとのこと
  • 学校は小さな「基地」に過ぎず、外に出て本物(色んなこと)に触れていって欲しい
  • 今年の1年生の男女比率は、心配していたほどは女子比率が高くならなかった
  • 日能研から実際に入学したのは10名以下(一応ぼかしておきます。なお、合格者は21名)
  • コミュニケーション能力を重視(見せていただいた最近の生徒の授業動画からも、AGは身振り手振りで相手に伝えることが上手い生徒がいて、SGや本科もそれを真似ていく)
  • 広尾学園はインターと本科は別の階なので分かれてしまうが、広尾学園小石川は狭いのでそうならない
  • 留学とか海外大学進学後の就職について、留意すべき点を知っている(具体的な話は割愛)
  • 意外に?村田女子(高2、高3)にも喜んでもらえるような施策を検討、実施
  • 昨年は説明会は全てオンライン、6年若干名のみ校内見学。よくある感想は「狭いねー」「体育どうすんの?」(あと、学食が無い、もきっとあったはず)

「狭い」「グラウンドが無い(市川にある)」は、自虐的に話されてましたが、これは仕方ないです。

なお、説明会の最初のほうで、5/6に朝日新聞EduAで公開されたばかりの、校長へのインタビュー記事を後で参照ください、とのことでした。実際、同様の話もあったので、これから説明会を聞く人は予め読んでおくといいかも。

初年度に都内最多の中学受験出願者が殺到 広尾学園小石川校長が見せる「自信」|どうなる中学・高校入試|朝日新聞EduA
2021年の東京都内の中学入試で総出願者数が3801人と最も多かったのが、広尾学園小石川中学校(東京都文京区)でした。前身の村田女子高校を共学化すると同時に中学開設、校名変更したばかりの学校が、なぜ、ここまでの人気を博したのでしょうか。順心女子中学高校を共学の進学校、広尾学園中学高校(東京都港区)として生まれ変わらせた...

以下、この記事について。

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EduAの記事について①

いきなり「定員120人のところ、198人もの1期生を迎えましたね。」と、暗にしくじりましたね、と言ってます。

だからと言って、今年度、募集定員を減らす予定は現状無いそうです。

万が一、今年度も198人入学でも、空き教室等があるので何とかなるとの見解でした。

一方で、前年度は受験者の偏差値の幅が広かったが、今年度は一定の偏差値の幅におさまるので、受験者数は減るかもしれない、とのこと。

・・・いや、今のままだと、今年度も昨年度に続き、どこかの塾だけが偏差値を大幅に読み違えるって。

そういえば、日能研からの入学者数について説明があった際、人数が少ない印象があるので今後も(秋にも?)日能研に来たい、とか言ってました。

ぜひ、秋でも間に合うので、SAPIXの80%判定偏差値表を持って、日能研にお越しいただきたいです・・・

EduAの記事について②

「今年の入試を迎えるまで広尾学園小石川には看板はあっても実績がないから、期待だけで評価はできないという厳しい声もありました。」

この「厳しい声」も、どこかの塾の本部だけでしょ・・・

少なくとも、出願直後から異常な出願倍率になった時点で、入試前に「期待だけで」でもR4偏差値40台では厳しいことを本部で検知して、各教室に注意喚起して回避していれば、今回話が合った「受験者の偏差値の幅が広く」にはならなかったのではないかと。

更に不可思議な記事について

今日の説明会でも、「出願者倍率115倍」(2/4午後本科、募集定員5人に対して578人が出願)という記事には困惑していた様子でしたが、理屈としてこれは間違いではないので、まぁいいかと。

ただ、以下の記事(3/17)は全く解せないです。

【2021中学入試結果】難関校の傾向や高倍率になった学校は? 東京/神奈川(共学校編)|ベネッセ教育情報サイト
【ベネッセ|中学受験】2021年2月19日に森上教育研究所が主催する「2021年入試 首都圏中学入試の結果と分析」セミナーがオンラインで行われました。今回は、セミナーの発表と森上教育研究所の調査結果をもとに今年の中学入試の動向を詳しくお伝えします。今回は共学校の動向です。

人気の高い広尾学園小石川は1日午後入試では男子は1.47倍、女子は1.37倍という受けやすい低い倍率でした。この回の受験者は得をしたと言えます。

そもそも、上記倍率に本科かSGか、その合算かの記載もないが、記事の表をみると(倍率の低い)SGらしい。

にしても、2/1午後SGの入試結果について、広尾学園小石川の公表値は以下です(実質倍率は当方算出)。

  • 男子:受験者52人、合格者15人 → 実質倍率3.47倍
  • 女子:受験者87人、合格者29人 → 実質倍率3.00倍
  • (男女合算では実質倍率3.16倍。なお、本科は実質倍率3.43倍)

3月17日の記事なのに、もう50日以上放置されてます・・・

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以下、広尾学園小石川の記事まとめとなります。ご参考まで。

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