【中学受験】(1)中学受験に踏み込む前に

中学受験

以下は、これから子供に中学受験させようか検討されている保護者向けの記事です。既に中学受験向けに塾通い等させているようでしたら、次の記事にスキップください。

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中学で受験なんかするの?

失礼ながら、地方出身で、今は大都市圏で生活している保護者から見ると、なんで中学からお受験?しかも私立中学に?といった疑問があると思います。

東京など大都市圏の小学校に自身が通っていた保護者はご存知かと思いますが、大都市圏では中学受験は一過性のブームではなく、過去からあったものです。

35年以上前の話ですが、僕自身は小学校4年の終わりまでは、今でも中学受験とはほぼ無縁の地方に住んでおり、東京に引っ越してすぐ、親の指示でなぜかいきなり中学受験に向けて塾(日能研)に通わさせられました。(正直、このような始め方は真似すべきではないです)

その当時でも、結果的には、通っていた小学校(公立)のクラスの3分の1ぐらいは中学受験をしていました。

なお、中学受験の場合、対象はほぼ私立になります。公立や国立も存在しますが、規模(学校数)が全然違います。

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なぜ私立中学を受験する(させる)の?

私立中学を受験する(させる)理由は、人それぞれです。

保護者の立場から見た、子供に中学受験させる理由としては、以下のように色々あるかと思います。

  • 自身にも中学受験経験があり、受験して良かったから
  • 東大など難関大学に行かせるために、その合格者上位校である難関中高一貫校に進学させたいから
  • 親戚含め一族みんな慶應出身だから
  • 私立の方が面倒見がいいから(注:これは学校によります)
  • 地元の公立中学の評判が良くないから
  • ・・・

ただ、上記どれも、子供から見た中学受験の動機ではありません。

子供の立場から見ると、以下のようなあたりがきっかけかと思います。

  • 兄または姉が中学受験しているのを傍で見ていたから
  • 同じクラスの〇〇ちゃんが難関校を受験するため塾に通いだした(話をもちかけてきた)から
  • 〇〇中学の文化祭に行って、〇〇部の展示が面白かったから
  • 〇〇中学の制服がかわいいから
  • 受験で難関校に進学できたら、なんとなくかっこ良く見えるから
  • 地元の公立中学には行きたくないから
  • ・・・

つまり、親子間では、中学受験の動機は基本的に一致しません。

動機は一致しなくて全然構わないですが、子供が全然中学受験したがらない状況で塾に通わせても、おそらく子供はまともに勉強してくれません。

もし、保護者として子供に中学受験させたいのであれば、難関校(ここでは偏差値とか考えない)のオープンキャンパスや文化祭に連れていくのが、子供を受験する気にさせる手っ取り早いやり方だと思います。百聞は一見に如かず、です。

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いつから塾に通うの?

一般的に言われている通塾開始時期は、3年生の2月です。

実際に受験するのは6年生の2月であるため、3年間、塾に通うことになります。なお、中学受験は毎年(1月~)2月初のため、塾の1年間は2月スタートになります。

なお、以下は我が家の実経験に基づく考えですが、僕は最遅4年生の2月から通塾開始でも間に合うと思います。

どこの塾に通わせたらいい?

これは、僕は答えづらいです。

僕を含め、我が家は全員、日能研でした。その理由は・・・単に、大手塾のなかで家から一番近かったからです。

できれば徒歩圏内、そうでなくても1駅でも近くにある、というのは塾選びの1つの単純な観点です。子供は意外に負担に感じないものですが、親としては(必要な場合は)日々の送り迎えや弁当の差し入れ、あと頻度は少ないですが親も保護者会などで塾に行くこともありますので。(2020年はコロナの関係で猶更、家に近い方が好ましい状況になりました)

大手塾とは、SAPIX、日能研、四谷大塚、早稲田アカデミーを指します。もちろん塾ごとに特徴はあるみたいですが、日能研以外は通ったことも通わせたこともないので比較はしません(できません)。

1点だけ、塾選びよりも前に、御三家(男子校なら、開成・麻布・武蔵。女子校なら、桜蔭・女子学院・雙葉。)などの難関校を第一志望と決めている場合について。

難関校の合格者数はSAPIXがズバ抜けていますが、難関校を目指す受験生の数もSAPIXがズバ抜けていると思われるので、単純に塾全体(または通わせる教室)の合格者数だけで比較するのは疑問です。とは言え、今の独占的地位をずっと守っている点から、SAPIXのやり方に子供がついていければ合格に大きく近づく、という見方はできます。

以下は余談ですが、女子御三家は学校の場所が密接している(上で書いた順に水道橋、麹町、四谷)一方、男子御三家は学校の場所が離れています(上で書いた順に西日暮里、広尾、江古田)。神奈川が本拠地(教室が多い)の日能研の場合、その最上位層は、2月2日は地元神奈川の聖光・栄光を受けるとして、その人たちが2月1日に受けるのは開成でも武蔵でもなく、比較的近い麻布になると思います。推測ですが、早稲アカが武蔵に強いのも似たような理由かもしれません。

最後に、大手塾か個別指導塾か、の選択はあります。子供が大手塾のやり方に馴染めない、ついていけない場合は個別指導塾も検討してみて良いと思います。

偏差値ってなに?

偏差値とは、ある模擬試験を受けた受験生全体のなかで、子供がどのレベルにいるかを数値で表したものです。

例えば、日能研公開模試で10000人が4教科を受験して、子供の4教科合計点数の順位が上から5000番目(真ん中)であれば偏差値は50になり、上から1587番目であれば偏差値は60になります。逆に、まわりに偏差値70をとる子供がいたら、その子供の点数の順位は上から227番目に入っていることになります。

ここでは深入りしませんが、上記の1587番目とかの根拠が気になる方は、下記リンク先を参照ください。

偏差値 - Wikipedia

日能研であれば、まずは公開模試をできれば複数回受けてみて、現時点の子供の偏差値を確認します。以下、仮に子供が女子で、公開模試でとった偏差値が平均60だったとします。

次に、塾から配布される「この偏差値をとれていれば、この中学に80%の確率で合格」する、という表を確認します。日能研は「予想R4一覧」として普通に公開しているのでリンク貼っておきます。(多数ファイルがありますが、子供の該当する地域・男女のなかで最新の予想だけみればいいです)

R4一覧 【予想】 | 日能研入試情報
小学生のための中学受験塾。日能研。2020年入試の合格可能性80%の偏差値を予想した一覧表。首都圏版・関西版・東海版の3種類があります。

偏差値60の女子の場合、2/1午前の列を見ると、吉祥女子や鷗友を受験した場合は合格率80%であることが読み取れます。一方、フェリスや雙葉を受験した場合については、合格率80%未満であることしか読み取れません。

ここまでは、日能研公開模試の例で説明しました。なお、日能研も公開模試(月1回程度)以外では偏差値は算出しません。

実際には、塾によって偏差値の示す学力レベルは違います。なぜなら、冒頭に書いた偏差値の定義における、以下の太字部分が塾によって異なるからです。

偏差値とは、ある模擬試験を受けた受験生全体のなかで、子供がどのレベルにいるかを数値で表したものです。

日能研とSAPIXで比較すると、日能研の中位・下位クラスのレベルの生徒はSAPIXには殆どいない(入塾できない)と思われるので、SAPIXの公開模試の受験者層は「頭いいやつ」ばっかりです。

そのため、日能研で偏差値60の生徒であれば、SAPIXでは偏差値55なら明らかに上出来、偏差値52ぐらいで妥当、となります。同様に、学校ごとの合格率80%偏差値もSAPIXは低くなります。日能研では合格率80%偏差値が60だった吉祥女子はSAPIXでは52、鷗友は49になるようです。(なお、最新のSAPIX資料は未確認です)

どのぐらいのレベルの学校を目指すべきか

僕は偏差値だけで学校を選ぶことには賛成しかねますが、一方で、子供の学力を顧みずに御三家など難関校を目指させるのも酷だと思います。

4年生のうちは、まだ志望校を決めるのは早いと思いつつ、一方で徐々に志望校を絞り込む必要があるので、以下、やや冷酷な意見を述べます。

4年のときに受けた日能研公開模試の平均偏差値がAだった場合、

A+10 (入塾間もないならA+15)以上の合格率80%偏差値の難関校を望むのは、かなり厳しいです。

4年生だと受験までまだ2年ある、まだ伸びる、と思うかもしれませんが、それは他の受験生も同じです。あと、特に特定の教科では偏差値10程度は試験を受けるたびに動くこともあるかもしれないですが、4教科ではそこまで動きません。

親も中学入試の問題を解けないとダメ?

親が中学受験未経験者だと、こんな不安があるかもしれません。

中学入試の問題って大人が解いても難しいって聞いたことがあるけど、解けなくて大丈夫?

先に結論を書くと、親は解けなくても特に問題ないです。

塾に入れたあとは、基本的に、教えることは塾に任せておけばいいです。親はサポートに回る程度で、むしろ環境作りの方が重要です。

実は、親が中学受験経験者だったら、6年前半ぐらいまでは親が教えようと思えば教えられる内容かもしれません。でも、塾には塾の教え方というものがあって、親がそれと異なる教え方(特に、問題の解き方)をしてしまうと、子供がどっちの言うことを聞けばいいのか分からず混乱してしまいます。

特に、中学受験では、連立方程式をはじめ、ピタゴラスの定理や平方根など中学数学で習うことは原則使用不可です。特に連立方程式が要注意で、方程式が使えないから「つるかめ算」とか「差集め算」とかを塾で習うのであって、これを、「つるがx羽、かめがy匹いたとすると・・・」といった感じで方程式で解いてみせることだけは絶対に止めてください。

では、親はどんなサポートをすればいいか、となりますが、それは次の記事で書くことにします。


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