1/15時点で出願倍率30倍超・・・広尾学園小石川の出願状況

その他

広尾学園小石川が1月15日時点の出願者数を公表しています。定員の少ない2/2以降は既に全て出願倍率30倍以上になっています。

https://hiroo-koishikawa.ed.jp/hk/wp-content/uploads/2021/01/2021%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E5%85%A5%E8%A9%A6%E5%87%BA%E9%A1%98%E6%95%B0%E6%9C%80%E6%96%B0%E7%8A%B6%E6%B3%81.pdf

↑URLが日本語なので、リンクされないかもしれません。以下のトップページからリンクされています。

広尾学園小石川 中学校・高等学校
創立から100年。小石川の地に新たな広尾学園が誕生しました。

2/2・2/3・2/4は募集定員10人に対し、いずれも既に300人以上出願しているようです。つまり、「出願倍率」は30倍超です。

いわゆる「実質倍率」は30倍にはならないと考えられるものの、まだ出願締め切りまで2週間以上ある現時点でこの数値は、やはり異常に思います。

なお、当ブログでは、広尾学園小石川に関する記事を2020年7月以降、何度か記載しており、以下がまとめページとなります。

↑まとめというよりは、目次ページです。

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「倍率」について

まずは、上で述べた「倍率」について、補足しておきます。

出願倍率

「出願者数」を「募集定員」で割った倍率です。

現時点(1/15)で、広尾学園小石川の2/2試験の場合、以下の通り、30.1倍になります。(1/25時点では47.4倍)

(173+128)÷10=30.1

この倍率は、試験直前に確定します。なお、広尾学園小石川に限らず、Web出願が一般的になった(あと、35年前と比べると学校の内申書などもほぼ不要になった)現状では、試験前日まで出願が可能な学校は少なくないため、特に2/2以降の出願倍率は(2/1受験校の合否を確認してから)直前に出願する人の影響で、直前まで確定しません。

余談ですが、都市大付は当日7:00まで出願可です。

実質倍率

「受験者数」を「合格者数」で割った倍率です。

現時点(1/15)では、広尾学園小石川の実質倍率はもちろん分かりません。

受験者数は試験当日に確定します。ダブル出願とか、既に第一志望合格したとか、あとコロナの影響で受験をとりやめた場合を含め、出願したけど受験しない受験生も多いため、受験者数は出願者数よりは必ず小さくなります。

一方、合格者数は合格発表日に一旦は確定します。ここでも、合格者数が全員、その中学に入学するわけではない(他の中学に進学するため辞退する受験生がいる)ため、合格者数は募集定員よりも一定多くなります。

なお、学校の想定よりも入学辞退者が増えてしまった場合、後日、追加で繰上げ合格を出すこともあります。繰上げ合格が発生した場合、実質倍率は下がります。

(参考)受験倍率

「受験者数」を「募集定員」で割った倍率です。

試験当日に確定する倍率であり、募集定員と合格者数がほぼ等しい場合はこれも1つの目安になりますが、上で述べた通り、募集定員と合格者数は通常は同じにならないので、あまり参考にならない倍率だと思います。

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2020年の高倍率学校の例

2020年は、暁星が2/3午後に募集定員10名の2回目試験を設定したところ、倍率がかなり高くなりました。

  • 募集定員:10名
  • 出願者数:322名
  • 受験者数:206名
  • 合格者数:33名(注:繰上げ合格23名含む)
  • 出願倍率:32.2倍
  • 実質倍率:6.2倍
  • (参考)受験倍率:20.6倍

以下おそらくですが、暁星は初回合格発表時は募集定員通り10名しか合格にしなかったようで、実質倍率を20.6倍として公表していた記事があった気がします。

なお、2021年の栄東の第1回は以下になります。出願倍率と実質倍率の違いが最も顕著な例です。

  • 募集定員:140名
  • 出願者数:6044名
  • 受験者数:5824名
  • 合格者数:3838名(注:繰上げ合格は無い想定)
  • 出願倍率:43.1倍
  • 実質倍率:1.5倍
  • (参考)受験倍率:41.6倍
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改めて広尾学園小石川の出願倍率について

帰国生入試の合格者数を見た限り、広尾学園小石川は栄東と同様に、初回合格発表の時点で一定多めに合格者を出すと思われます。ただ、さすがに募集定員の20倍以上(こんなのは栄東だけかと)も合格者を出すとは考えられません。

ここで、改めて2/2以降の広尾学園小石川の午後入試の倍率の話に戻りますが・・・

もちろん受験者数は出願者数より少ない(暁星は半分強)し、募集定員の3~4倍程度(実際に広尾学園小石川の募集要項には、募集定員合計140名に対して、合格見込数500名、とか記載があります)合格者を出すとしても、さすがに1/15時点で出願倍率30倍以上、というのは、実質倍率でも既に5倍以上になる可能性が高いと考えられます。

広尾学園小石川の日能研R4偏差値47(2/2~2/4)、というのは、例えば栄東をお試しで受ける層にとっては安全圏の偏差値ですが、それでも抑え校がここしかない、という併願作戦は、それなりにリスクがあると思われます(もちろん、リスクを承知の上での選択だと思いますが)。

なお、2/1午後は比較的、出願倍率が低いようです。女子御三家などの2/1午前難関校から近い場所なので、この日程の併願は他よりも難易度が高いかもしれないと勝手に予想していましたが、現状、あまり関係なかったかもしれません。

さいごに

倍率とは関係ないのですが、広尾学園小石川のインターネットでの合格発表は、午後受験の場合は全て当日の22:00~24:00の2時間だけです。寝てしまったら、翌日10:00~12:00の校内掲示を見に行くことになります。

それでも、広尾学園の午後入試のような翌日午後合格発表よりは良いのですが。

あと、緊急事態宣言の影響で、当日、保護者控室は設置しないとのことです。

最寄りの都営三田線千石駅近辺は、あまり店は多くない(白山通り沿いに無い訳ではないが)ので、昼食とか休憩するなら、隣の巣鴨駅周辺の店を使った方が良いように思います。

以下、今回あまり関係ないですが、広尾学園小石川の関連記事です。学校説明会とか。

栄東も総応募者数が10,000人を超えてますね・・・コロナの影響で受験者が減った感は全然ないと思った方、クリックお願いします。↓

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