入試報告会雑感③(SAPIX、日能研(3/15開催分を追記))

その他

3/18にSAPIXの入試報告会動画が公開されました。

動画については、昨年の音声ファイル形式と比べると格段に聴きやすい形式になりました。

あと、昨年までと同様ですが、冊子の「合格力判定資料」は「合格力判定サピックスオープン 80%判定偏差値表」(日能研で言えばR4偏差値表)では読み取れない、例えば合格率50%~80%未満の偏差値分布などが読み取れる点で、SAPIX生以外にも有益な情報だと思いました。(なお、今年度は動画・資料ともにSAPIXでの受付は終了しています)

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総括動画

内容としては、①「2022年度中学入試における受験生の動向」②「次年度以降の入試に向けて」の2つについての説明でした。

今年改善されたことは、何といっても、昨年の音声ファイル形式ではなく、スライド、さらに字幕まで追加して動画が提供されたことです。

以下、内容について、当方の独断と偏見に基づく雑感です。

①「2022年度中学入試における受験生の動向」

ここは一般的な話です。昨年はいくつか疑問に思うところがありましたが、今年はそういうことも特になかったです。

  • SAPIXでも、1人あたり平均出願校数は8校以上に上昇したようです。日能研も2022年度は8校以上になったそうで、(あくまで出願段階では)意外にSAPIXと日能研では差はないようです。
  • 上記の出願校数増加については期間別にもう少し細かいグラフが動画内で示されました。→矢印以降は当方推測(以下も同じ)ですが、要するに1月埼玉入試分が増えたように見えました。2021年は(当時)緊急事態宣言下のなかでの埼玉受験をやや手控えた分、2022年は増えたのかと。(栄東が典型例)
  • 他塾同様、中堅校で志願者増との説明。その中で「昨年話題になった広尾学園小石川も出願増となった」とのこと。←2021年入試報告会では「SAPIXの模擬試験では、難易度を事前にかなり近い数字で予測した。」と、公開資料に記載がないのに当たったとか言ってましたが、今年は上記以上の言及は無かったです。さすがに2/1午前午後の合格者半減を「事前にかなり近い数字で予測」したとは言いませんでした。なお、冊子の「合格力判定資料」には広尾学園小石川の情報は掲載されていません(日能研含め、他塾も同様)。

②「次年度以降の入試に向けて」

ここはSAPIX生以外でも参考になる内容だったと思います。

  • 動画学習はメリット(いつでも視聴可能、反復可能)もあるが、デメリット(緊張感なく聴いて、わかったつもり、で終わってしまう)もある点には留意が必要。→これはその通りかと。まぁ、例えば授業を休んで動画を聴いた後、宿題(日能研なら、栄冠への道)を解いてみて、全然ダメだったら、改めて動画を聴くことになりますね。
  • 効率が良いからと、保護者が子供に次々に学習指示を出したり教えすぎたりしてしまうと、子どもが自分自身と向き合う機会をそいでいる可能性がある。→確かにその通り、なのですが、時間が限られていると、つい(子供がまだ解いている最中なのに)口を出してしまうこともありますね・・・なるべく、いったん(間違ってても)解き終わってから指摘するようにしてます。
  • 対面での情報収集の機会は限られるようになった。→当方も可能な限り対面重視(例:対面式だと数分で我が家に合う合わないが分かる)ですが、一方でその分、コロナ前には殆ど無かったオンライン学校説明会に低学年のうちから容易に参加できた(オンラインしか参加できなかった)のが2023年以降受験生の保護者です。もっとも、子どもはリアル型でないと実感が沸かないと思います。
  • 学校を直接見る機会は大切にしよう。→その通りだと思います。2023年組は4年生からコロナで学校になかなか行く機会がなく(あってもミライコンパスの予約合戦で勝てない)、ましてや日能研だと土日も塾なので・・・日特をサボるしかないかも。
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各教科の動画

2021年は手元に資料があることが大前提の音声ファイルでしたが、上記のとおり2022年はスライドや字幕があるので、手元に資料が無くても特段支障はないと思います。

算数

昨年も書きましたが、SAPIXが言う典型題って、日能研が言う典型題よりずっと多いと思う(例:昨年の動画では「正方形5個つながった形(ペントミノ)が12種類あることを知っている受験生は強かった」とか言ってました)のですが、そこは今回は置いといて。

  • (不規則な時計の時計算)5.5とか6.5を使うことだけ覚えていては対応できない。→その通りですね。さすがに日能研でも5.5や6.5はいきなり使用せずに意味を授業で説明してますが。
  • 動画で3回ほど、「1回動画を止めて(保護者が)考えてみてください」という工夫がされていました。→この方式、個人的にはとても良いと思います。
  • 栄光の大問1で森博嗣著の小説「すべてがFになる」に「7だけが孤独なのよ」という有名なセリフがあります。(中略)素因数の感覚として「7って孤独」と理解できる小学生はたくさんいるのではないでしょうか。では次の問題に・・・→いや、そこで止められても気になるじゃないですか・・・(後述)

ということで、以下、ググってみましたので、リンク貼っておきます。

・他の1~10の数のうち、7だけは他の数で割れない

・栄光の問題についての詳細な解説(具体的に書かれています)

栄光 算数 対策 2022年
レッツ算数教室の信頼できる先生(元大手塾講師・東京大学卒)が、栄光2022年・算数入試過去問の、ち密な傾向分析と、効果的な対策を、解説!本年度も、一段と難化しました。栄光に強い家庭教師が、「裏技」を伝授!

算数以外は、少しだけ書くことにします。

国語

すごく真面目に解説している中で、サレジオ学院で出題された、中学受験を控えた受験生を持つ母親が主人公の文章について、保護者にとっては身につまされるが、受験生にとってはピンとこない、とかいうところは、ちょっと吹きました。

社会・理科

理科では、地球温暖化に関する出題が、領域問わず出題されたとのこと。

あと、理科・社会ともに、「大人にとっては当たり前のことが、子どもにとっては当たり前ではない」ということを、出題例を用いて説明されていました。

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その他

昨年のSAPIX入試報告会の記事は以下です。(自分で言うものなんですが、あまり参考にならないと思います。形式・内容ともに今年度かなり良くなったと思いますので。)

また、2022年の入試報告会のまとめは以下です。

今年度、既にTOMAS・栄光ゼミナール・日能研については記事を作成しました。

実際には他に早稲アカと四谷大塚の動画も聴いていますが、特段書くことがない(早稲アカで昨年感じた、聴いている人に強く訴えかけてくる印象が今年はあまり感じなかった程度)ので、今年度の入試報告会の記事は以上です。

と、以上で締めようと思ったのですが・・・

日能研オン・ザ・ロード(3/15東京開催分)

3/18に、日能研がオン・ザ・ロード(入試報告会)の一部を動画配信で一般公開しました。

オン・ザ・ロード2022 | 日能研
中学入試問題とこれからの学習を考える、首都圏最大規模の中学入試報告会です。

上記ページに置かれている動画は3/15に東京会場で開催されたものを録画したものですが、どうやら内容が当方が参加した3/3開催時(浦和)と全然違うようです。

3/3開催分の記事は以下でしたが・・・

来年度以降参加される方に向けてですが、東京在住であれば(他県ではなく)東京会場のオン・ザ・ロードに参加した方が絶対に良いと思います。

以下、3/15開催分の公開動画について。

構成は昨年度(動画配信)に近いです。

なお、昨年度の記事は以下になります。

以下、ざっと聴いてみました。

キーノートスピーチ

昨年度は1時間以上もある動画にも関わらず、「そう、」しか頭に残らない、という恐ろしい動画でした。

内容ですが、一言で言うと、日能研の「仲間とともに、よりよくしていく(well-being)」というコンセプトを説明した内容です。

なぜか2つ動画があり(3/15昼の部と3/15夜の部)、使用するスライドや大枠の話しは同じですが、話している人が違うので、内容も少し違います。

動画の時間は3/15夜の部の方が長いのですが、当方は3/15夜の部の方が具体的で分かりやすかったです。

具体的には・・・自分の考えを、15分ほど書けて、最初は2行しか書けなかった子が、他の子からの諸々のアドバイス書き込みをもとに考え直し、次の同様の機会があったときは2行どころか(1枚で書ききれずに)2枚目の紙を取りに行った際に歓声・拍手があがった、とか。

私学情報

この動画では、5校紹介されていました。

具体的には、桜蔭:仲間の存在や「謙虚であること」「人を尊敬できること」という校長の言葉や、開成:校舎の建て替えにあたり、「校庭には絶対に仮校舎を建てない」という考えなどの紹介でした。

ええっと、校庭がない上に中庭も潰して校舎を増設する新興校もあるらしいですけど・・・

で、今回紹介された5校についての話はあくまで例で、今後いろんな学校を見ていくなかで、各学校のこだわりや想いを学校見学などを通して感じて、志望度の高い学校を見つけてください、とのこと。

そのあと受験状況総論、日能研ホームページ「オン・ザ・ロード情報共有広場」の紹介などでしたが・・・

なぜか、「オン・ザ・ロード情報共有広場」のパスワードまで公開しちゃってますw

自ら「仲間とともに、よりよくしていく(well-being)」を実践した、といったところかと。

パネルディスカッション

3つ動画がありますが、真ん中(2番目)が各教科担当(これも3/3とは全員異なる)からの2022年の入試問題の紹介です。

なんか、各教科における「対話形式での出題」や「グラフ」、および科目横断型出題にやや偏った部分もあるように思いましたが・・・

なお、社会の先生が言う通り、社会では、例えば対話形式の問題は以前からよくある出題形式です。

社会について言うと、駒東の問題(知識ではなく)資料をもとに類推して情報を読み取る、という問題について、駒東の中2の鎌倉校外学習(だけではないような?)で実際に事前に調査したり事後にレポートを書く、という学校紹介も兼ねている内容でした。

なお、3番目の動画では入試問題ではなくアンサーガイドやクエストガイドの紹介がありましたが、正直そこまで回りません・・・

ちなみに、動画の長さがキーノートスピーチ20分or25分、私学情報25分、パネルディスカッション45分、ということは、あとは3/3に流れた受験生の動画(合格振り返り、6年の学び)を3/15も流してたら予定通り2時間になりますね・・・

以上で、2022年の入試報告会の記事は終了です。

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