【中学受験 2021-2022】文化祭などの学校イベントの中止・オンライン化による影響と対策

コロナの影響で、2021年度(2020年)は受験生が文化祭などの学校イベントに行けず、特に併願校の決定に苦労したかと思われます。

2022年度(2021年)も、以前と同様にはイベントが開催されないと考えられるため、2020年度(2019年)と2021年度を比較して振り返り、2022年度の対策を考えてみます。

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「文化祭などの学校イベント」とは

学校のことを受験生または保護者が確認できる主な学校イベントとしては、文化祭、オープンキャンパス、学校説明会の3種類のイベントがあります。(オープンキャンパスは一部の学校のみ開催。なお、学校それぞれで呼び方は違います。)

詳細は以下の記事をご参照ください。なお、但し、2020年は、3月~6月は緊急事態宣言等により学校イベントは(オンライン学校説明会を除いて)ほぼ全て中止となりました。

以下、イベント毎に影響を書いてみます。

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文化祭の中止等による影響

後述する学校説明会/合同説明会は基本的には保護者向けのイベントであるのに対し、文化祭やオープンキャンパスは受験生向けのイベントです。

文化祭は主に秋(9~11月)に開催されまずが、受験生・保護者が入場できるケースは少なく、オンラインでの参加可ならまだ良い方で、非公開(内部生のみ参加)となったり、最悪中止となったりしました。

2020年の6年生は殆ど文化祭で学校に入場できなかったため、特に第二志望以下の併願校については直感的な学校の雰囲気すら確認できずに年末を迎えたケースも多かったはず(第一志望だけは5年生までのうちに文化祭等で学校に行っている人が多いと思います)。

そのため、年末時点でも、受験生自身の第二志望以下の併願校への志望度(志望順位)はやや不明確で、その結果、出願~入試直前まで併願校の変更が例年より多く発生し(他に、女子御三家などWeb出願の更なる浸透、あとは全落ち回避のための安全/保険志向の傾向もあると思います)、日能研情報によると例年より1人当たりの併願校数が増加したようです。

なお、直前で併願校を変更すると、当然ながら過去問対策も手薄になってしまいます。

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オープンキャンパスの中止による影響

オープンキャンパスは春~夏に開催されることが多いため、2020年は殆どの学校で開催されませんでした。

文化祭と違い、オープンキャンパスは主に4~5年生が参加するイベントなので、2020年の6年生には大きな影響はなかったかもしれませんが、4~5年生は学校の雰囲気を知る、ある意味文化祭よりも貴重な機会が無くなったため、第一志望含めて志望度(志望順位)固めに影響します。

学校説明会の開催方法変更による影響

2020年以前も、親子で学校説明会に参加する人は多かったです。僕は学校説明会は保護者向けのイベントと考えているため、子供を連れて行ったことは未だに1回もありませんが。

但し、2020年は文化祭やオープンキャンパスで学校を訪問することが出来ず、親子ともに、学校の雰囲気を確認するには、基本的には学校説明会(もしくは施設見学会など)の機会しかなかったです。

秋以降は(コロナ対策を講じたうえで)従来通り学校にてリアル学校説明会が開催されるケースもありましたが、一方で、結局最後までオンライン学校説明会のみの開催になったり、学校訪問型のリアル学校説明会が開催されても予約開始後1時間も経たないうちに満席になって予約できなかったり、というケースもありました。

保護者としては、学校からの一方的な説明を聞くだけならリアルでもオンラインでもあまり差は無い(オンラインにもメリットはある)ものの、学校の雰囲気や施設、通学時間・通学経路の確認などはオンラインでは確認できません。

なお、リアル学校説明会とオンライン学校説明会の違いについては以下の記事を参照ください。

なお、2020年のリアル学校説明会は、参加者を6年生の保護者(または親子)に限定した学校もあります。その場合、4~5年生の保護者はリアル学校説明会にも参加できず、本来は幅広に情報収集して併願校を絞込みたかったが思うようにできなかったと思います。

以下、少し話がそれますが、合同説明会についても補足します。

合同説明会は、リアルでは全く開催されなかった訳ではないものの、従来の代表的な合同説明会は中止(一部オンライン)になりました。

以下、1つ目はリアル合同説明会、2つ目・3つ目(都立)はオンライン合同説明会に関する記事です。

2022年入試に向けて

2021/2/12時点では首都圏は緊急事態宣言発令中ではありますが、実際に2月の中学入試や招集日(合格者説明会)では受験生及び保護者は学校に行っており、おそらく2020年と比べたらリアル学校訪問できるケースは増えます。

  • △文化祭:基本的に参加人数が多く、校舎は狭いので密になる。本来は在学生が優先のイベントであり、2021年も受験生親子は学校には入れない、入れたとしても人数・時間制限などで調整が入るかと。
  • ○オープンキャンパス:文化祭と違って、当日の参加人数はもともと少ない。2020年は準備が間に合わなかったとして、2021年は徐々に復活するのでは。
  • ○学校説明会:少なくともオンライン学校説明会は春~夏に実施できるはず(2020年は特に男子校は対応が遅かったが)。リアル学校説明会は2020年の秋は一部開催されており、これも2021年は徐々に復活するのでは。ただ、引き続き2021年もオンラインのみの学校もある想定。
  • △合同説明会:基本的に参加人数が多く、施設は狭いので密になる。2020年のリアル合同説明会は事前予約・参加者は1時間交代制などでの開催でした。2021年のリアル合同説明会も、仮に開催されたとしても事前予約・交代制になると想定。

上記の通り、文化祭頼みで考えていると、2021年も受験生は学校訪問できないリスクがあります。

春~夏に、開催されればオープンキャンパス、あとは学校説明会で、志望度の高い学校については訪問可能であれば予約開始後すぐに予約し、たとえ学校説明会であっても親子で参加しておいた方がよいかもしれません。


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