面接があった年の情報が10月末に消えます・・・マイニチノウケン「合格ホットライン」

中学受験

12月1日(木)10時から栄東の出願が開始します。出願にあたり、まず保護者は各学校の募集要項を熟読する必要がありますが、それに加えて、前年以前受験の保護者による、実体験に基づいたアドバイスや留意点を出願前に確認しておくと役に立ちます。

日能研の場合は、日能研教室生向けホームページのマイニチノウケン(MyNichinoken)内にある「合格ホットライン」を確認すると良いです。僕も2020年の長男受験の際に、出願前から受験終了まで、このコンテンツは大いに利用させてもらいました。

このマイニチノウケンの「合格ホットライン」、過去2年分の情報しか掲載されない仕様になっていて、例年10月末に前年の情報が追加される一方、3年前の情報が消えます。

11/19 修正:11月も暫く残ってましたが、先ほど見たら・・・前年の情報は追加された一方、3年前の情報はもちろん、2年前の情報も消えました。マイニチノウケンのリニューアルが影響したのかも。

そのため、出願等に向けては11月以降に前年情報が追加されてから「合格ホットライン」を確認すると良いです。

一方で、特に2023年2月の場合、女子御三家などでは、過去2年間はコロナの影響で中止していた面接が復活しそうですが、コロナ前、つまり面接があった3年前(2020年)の情報が消えてしまいます・・・10月のうちに確認(保存)しておくと良いかと。

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「合格ホットライン」とは

「合格ホットライン」(合格HOTLINE)は、前年度受験者の保護者が受験終了後に日能研に提出した「学校別の入試アンケート」の回答内容をもとに、日能研で取り纏めて「MyNichinoken」で公開しているものです。

どうやら日能研の「合格ホットライン」というコンテンツは10年以上前からあるようです。上記のとおり、直近2年分直近分のみ公開される仕組みです。

アンケート用紙は、12月頃の最後の保護者会にて、受験生保護者に対して紙で配布されます。回答欄は出願、試験当日、合格発表・入学手続き、志望理由やその学校の次年度受験生へのアドバイス、あとは面接・実技に関する回答欄(該当する学校の場合のみ回答対象)もあった記憶があります。

アンケートなので、そもそも回答は任意で、出願や学校行事のみの回答でもよいとのことでしたが、保護者が記名式で日能研に提出するものであり、日能研側でも取り纏めの際に内容をチェックしてから「合格ホットライン」に掲載しているはずなので、「合格ホットライン」の記載内容は少なくともネット上の掲示板や個人ブログ(もちろん本サイト含む)よりは信憑性は高いです。

余談ですが、僕自身が「合格ホットライン」にお世話になったので、僕もアンケートには回答しており、いくつか2020年分の「合格ホットライン」に文章が掲載されていました。

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「合格ホットライン」の掲載場所

マイニチノウケンにログイン後、「合格ホットライン」にたどり着く方法は2通りあります(他にもあるかも)。

①「学校情報」→いちばん上の「中学校索引」から学校を検索→「合格HOTLINE」

②「入試サポート」→いちばん下の「合格HOTLINEリンク集」→(学校と(見たい)項目を選択せずに)「選択校リスト」タブ→見たい学校の「詳細」

(「合格HOTLINEリンク集」→学校(複数選択可)と項目(複数選択不可)を選択、だと、見たい項目だけ学校横串で見れますが・・・個人的意見としては、項目が細かすぎて、確認が面倒だと思います。学校ごとに通読したほうが楽)

合格HOTLINEの画面、以前は「好き!」「出願」「入試」「発表」(面接がある学校の場合は「面接」)の全カテゴリが1つの画面で縦長に表示されていたはずですが、2022年4月のマイニチノウケンのサイトリニューアル後はカテゴリ毎のタブで表示されるようになりました。

あと、左上に2年前の情報が(存在する場合は)リンクがあるのはサイトリニューアル前と同じです

この2年前の情報が、2022年10月末までは2020年情報ですが、2022年11月以降は2021年情報へのリンクになる(面接が普通にあった頃の2020年情報が消える)はずです。

ちなみにページ保存方法は、chromeなら右上の縦点3つのアイコン→「その他のツール」→「名前を付けてページを保存」が手っ取り早いかと思います。(タブボタンなど、見た目はちょっと変わるようですが全タブとも、情報は保存できている、はず)

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「合格ホットライン」を確認する際の注意点

上記の通り、あくまで前年の保護者のアンケート回答ですので、以下の点は気を付けてください。

今年、募集要項が変更になった点は考慮されない

例えば、2020年まで女子御三家はいずれも窓口出願でしたが、コロナの影響等により、2021年はインターネット出願に変更になりました。従って、出願書類の入手方法、出願日早朝に何時から並んで何番目だった(2019年まで、女子校はかなりしんどかったらしいです)、という箇所は2021年は変更になります(女子御三家に限らず、この変更については日能研側で補足追記されているようです)。募集要項を読んで分からない点があれば、この場合は今年からの変更なので、学校に電話照会して良いかと思います。

他に、出願時に志望動機を書く必要がある場合に、「文化祭で~」「オープンキャンパスで~」等と記載した、という回答があっても、2020年は非開催等のため、自身の実体験に基づく志望動機を書きづらい場合は、「一昨年の文化祭で~」とする等の工夫が必要です。

2023年受験生の場合は文化祭等のイベントもかなり復活してきたので(もちろん引き続き非公開の学校もありましたが)、出願時に志望動機を書く必要がある場合も、2020年の「合格ホットライン」の記載のほうが役に立つかもです。

基本的には合格者の保護者の回答である

合格手続きなど一部を除き、不合格者の保護者でもアンケートにはほぼ回答は可能ですが、実際には不合格だと回答する気にならないものかと思います。

例えば、出願時に併願校を正直に書いた、という回答があれば、それは合否には特段関係ない(普通そうかと思いますが)と考えて良いかと思います。

一方で、受験生へのアドバイスで「過去問は10年分やりました」等、過去問にしっかり取り組んだとの記載が意外に多く見受けられます。意図的に日能研がそのような回答を抽出して掲載しているわけですが、一般的に日能研は各教室ではそのような指示はしないと思いますので、合格者の中にはそこまでやる人もいる、ぐらいに考えておけば良いかと思います。

あと、2/2以降の試験について、締め切り30分前に出願したが問題なかった、といった回答もあると思いますが・・・これは2023年受験生は注意が必要かも。

少し話がそれますが、2022年9月以降、ミライコンパスの仕様が変わり、ミライコンパス混雑時は「待機時間」が表示されるようになりました。

特に2/3は、2/2までの合否によって、上位校にチャレンジするか抑え校を受験するか決める人も多いかと思います。(2/2も同様かも)

2/2受験分の合否が2/2の22時とか23時に(webで)発表予定、2/3試験の出願締め切りが2/2の23:59の場合、計算上は2/2の合否確認後に出願(受験料支払)すれば間に合うのですが、同じ考えの受験生がたくさんいるかもしれず・・・

2/2分の合否発表が遅れて(またはサーバが混雑していて確認が遅れて)、2/2の23時過ぎに2/3分の出願のためにミライコンパスにアクセスした際に「あなたの待機時間は約60分です」などと表示された日には、最悪、受験料をケチったがために受験機会を失うことになり得ます。

おそらく、ミライコンパスの仕様変更前でも、混雑時はサーバに繋がりにくかったはずで、実質的には同じことかもしれませんが。

ということで、受験料節約のために締め切りギリギリに出願するのは、結構リスクが高いと思います。

11/19追記: 以下記事で、少し詳しく書きました。

100%正しい情報、とまでは言えない

アンケートに回答した保護者の立場で書くと、特に、試験当日の試験会場の様子は受験者しか分からない(他はほぼ保護者)ので、保護者は子供から聞いて(分かる範囲で)書いています。ただ、例えば試験中にトイレに行った場合、そのまま席に戻って再開できるか否かなど、もしかしたら例えば午前受験校と午後受験校をごっちゃに子供が記憶しているかもしれません。

また、保護者も細かいところまでは正確にアンケートに回答しているとも限りません。下記の記事は僕の2020年栄東A日程の受験体験記ですが、「合格ホットライン」の掲載内容と微妙に違うところがありました。(もちろん僕が間違っているかもしれませんが、もう忘れました)

あと、保護者は紙に書いて提出するので、特に記述回答については、文章がちょっと変だとか、誤字脱字があったりとかはあります。Web経由で提出、の方が日能研も楽なんじゃないかと思いますが。

なお、当然ながら、日能研に都合の悪い回答は掲載されません。正直言うと、当日学校に向かう前に別の場所に連れていかれて、どこかの知らない先生?から偉そうな態度で何分もウンチク聞かされるのは正直言って迷惑でした。これは我が家だけかもしれませんが。

「合格ホットライン」で確認しておきたいこと(出願時)

以下、あくまでも例です。記載が無い場合もあります。

  • web出願完了(受験料払込完了)時刻と受験番号(例:2020年栄東A日程では出願開始11分で受験番号500番台でした)←学校説明会で説明された日時より前に受験料払込完了までできた場合も実際にありました。※窓口出願の場合は何時から並んで受験番号が何番だったか
  • web出願で回答する項目(併願校、志望動機、学校欠席日数などの回答が必要であれば出願前に検討・確認しておく)
  • 報告書など、小学校の校長/先生に準備いただく必要がある場合の期限や内容

上記は「出願」タブの箇所のみですが、それ以外では下記も出願前に確認しておきたいところです。

  • 受験時に、学校から出る時刻(午後試験開始時刻に間に合うかを確認するため。女子校など面接がある場合は特に注意)
  • 合格時に必要な手続き(受験票持参で書類を受け取ったり、所定の金額を現金持参または振込んだり。他校受験の送り迎えを考えると、手続きの時間がかなりシビアな場合があるので各自で確認が必要)

これら以外は、出願時には必ずしも確認しなくて良いかと思いますが、一通り全部、更には前々年分も含め、まずは通読しておくと良いかと思います。

出願時以外はたしか別記事で書いたはず・・・

以前にも書きましたが、 受験生へのアドバイスで「過去問は10年分やりました」等、過去問にしっかり取り組んだとの合格者の投稿が目に付くかもしれませんが、一般的に日能研通塾性の過去問開始時期は遅いので、そこは通塾している教室の方針に従っておけばいいです。

なお、5年生以下でも「好き!」カテゴリについては、志望理由や(平常時の)学校イベントの印象、あと、(基本的には合格者からの)受験生へのアドバイス等が投稿されていますので、本人のモチベーションをアップさせる方法とか、志望校(併願校)選択とか、来年ここだけはこのイベントに行っておきたいとか考える際に参考になるかと思います。

補足:女子校の面接について

面接については、2021年も2022年も、1月になってから各校横並びで順次中止になりました。以下は2022年の記事です。

2021年と2022年は、桜蔭は面接の代替として「記述による方法」を採用、女子学院と雙葉は面接中止でしたが、2023年は3校とも2020年までと同様に面接を行うようです。募集要項によると。

一方、フェリスは募集要項に「筆記試験(4 教科・人物考査)」と記載があることから、面接ではなく筆記による方法のまま、のように読み取れます。(実際のところは分かっていません)

面接でなにを聞かれるか、については、マイニチノウケンの「合格ホットライン」以外でも、ぐぐれば例えば下記のような情報が見れます。(以下はコロナ前の2020年の情報のようです)

http://www.chu-jukennavi.net/pdf/mensetsu.pdf

と、ここまでいろいろ書いておきながら、実際のところは、子供なりの志望動機と入学後やりたいことが言えればいいか、ぐらいに考えているのですが。

実際、35年ほど前ですが、上記2つとも絶対にまともに言えるわけがなかった当方が面接で合格しているのでw

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